冷たい熱帯魚

冷たい熱帯魚(2011.2.11)

今日は雪の中Kとテアトル新宿で映画「冷たい熱帯魚」を観てきました。
英語科の映画好き三重人に観ろって言われたので。


何とR18指定でした!

後から知ったんだけど、1993年の埼玉愛犬家連続殺人事件をモチーフにした作品らしいです。
まさに「サスペンス殺し」って感じの作品で、予想される展開がことごとく裏切られる。噛ませ犬の繁殖場のような映画です。

通常ぼかされる表現があまりにも直接的に現実味溢れる感じ表現されてて、もはや滑稽だという新しい次元に突入していた。例えば登場人物が死体を細かく刻む場面で観客から笑いが起きていた(!)。


13:30〜のを観ようとしてたんだけど、一時間前にはもう残り席わずかって貼り出されてた!雪なのに…
ひそかな話題作みたいです。



↓以下あらすじ。ネタバレあり↓


小さな熱帯魚ショップを経営している社本は、妻・妙子と娘・美智子と暮らしていた。観客は妙子の若さに気づかされるが、これば実は美智子の実の母親は三年前亡くなっており、妙子は社本の再婚相手だからである。そういう経緯から美智子は両親に嫌悪感を抱いており、ぐれ気味である。


ある日美智子が万引きで捕まったとき、万引きの目撃者であった熱帯魚ショップ「ゴールドアマゾン」の経営者村田が、美智子をかばい、警察には連絡されないことになった。両親は村田に感謝する。しかし村田は非常に強引な男で、美智子は社会復帰のためと「ゴールドアマゾン」で働かされることになり、社本は村田の熱帯魚養殖事業に詐欺的に参加させられることになる。


事業の参加者吉田が1000万円を騙し取られると、その後毒入りドリンクを飲まされ、吉田は死ぬ(!)。社本は村田に、こうなりたくなければ大人しく言うことを聞けと言われ、言われるがままに吉田の死体の処理を手伝わされ、村田の共犯者となってしまう。社本は、美智子が村田の手の下にいたため下手な行動が出来なかった。


…で、最終的には社本は村田を殺すのだが、それによって社本も気が狂ってしまい、妻の妙子を殺し、娘の美智子を包丁で軽く切り付けて、「人生ってのはなあ、痛いんだよ!!」と叫んで娘の前で首を切って自殺する。

ここまでは無茶苦茶重い雰囲気なのだが、最後突然明るいBGMに変わって、美智子が「やっと父親死んだ」と喜んで終わる。


意味不明すぎる…

まあ普通に生きていたら絶対出来ない体験ができた!あと、村田の完璧な死体処理を見ると、世の中には表に出ていない殺人が無数にあるんだろうなぁと恐ろしくなった。

まあ観るのはオススメしません。


ちなみにKは明日(12日(土))から上海に留学に行くみたい。

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